dGELTM

ゲル線量計について

目に見えない放射線が見える世界へ

CT装置を利用した本当の三次元線量分布の可視化を実現します。

dGELTMは、公的研究機関と共同で開発した革新的なポリマーゲル線量計の一種です。これは、放射線照射後の化学反応を三次元的にキャプチャすることができる素晴らしいツールです。

照射前は、透明な状態ですが、放射線が照射されると、反応部位が白く濁り、その線量はX線CTで画像化され目で見ることができます。

この特性により、放射線治療の間に照射範囲と線量を”on-line”で確認し、測定することができます。線量分解能や幾何学的分解能は、CT装置に依存します。

放射線グラフィック

Innovation革新的な応用

外部放射線治療への応用

近年の外部放射線治療ではサブミリメータの位置精度が必要とされ、
この位置精度を放射線治療機器で実現し、
精度を確認するのは医療従事者の皆様になります。

”本当の”線量分布の三次元画像化を実現するこのゲル線量計を利用することで、効率的で理解しやすい品質管理を実現します。

小線源治療への応用

高線量率小線源治療ではCT、MR装置などで画像を取得し、
治療計画が実施され、高精度な治療が提供されています。
しかし、全過程に渡る品質管理が不十分であり、
ヒューマンエラーは実際に発生しています。

このゲル線量計は、皆様の施設で品質管理を完了し、
安心な治療を提供します。

Gel Dosimetry ゲル線量計を利用した小線源郵送測定
(一般社団法人放射線治療品質保証研究開発応用機構 委託事業)

Ir-192やCo-60を利用した小線源治療の品質保証・管理は測定の困難さからIMRT線量分布検証で用いられているような 電離箱線量計やフィルム、多列検出器などを利用した線量分布評価というものは一般的に行われておりません。

したがって、複数の治具を組み合わせた複雑な測定方法にて線量と幾何学の品質保証・管理が施行されています。 当社ではゲル線量計を作成、小線源測定用ファントムへの封入、郵送、照射(CT撮影、計画を含む)、 郵送、MR撮影、解析という包括的なゲルドシメトリプロセスを提供し、さらに線量分布評価を提供します。

照射は単純なプランを一つ作っていただくのみで、照射もその1回のみです。 「Simple」に小線源治療の線量及び幾何学の品質保証・管理ができ、線源交換時や定期的なQAに利用できます。

フロー図

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Research Gel Dosimetry ゲル線量計の臨床及び研究への利用(オーダメイド版)

国内でゲル線量計を販売供給する事業者はいませんので、臨床や研究で利用する場合、独自で作成する必要があります。

また、MR撮影も独自でシーケンスを決め、実施する必要もあります。ゲル線量計は様々な試薬が適切に調合や温度管理され、 さらに適切なMR撮影をしなければ十分な制度は担保できません。

ゲル線量計の利用を「Simple」にするため、 安定したゲルドシメトリプロセスをご提供します。

リニアック検査
  • ・皆様の要望に応じてゲル線量計を作成します。VIPET線量計ないしiVIPET線量計を選択できます。
    iVIPET線量計はVIPET線量計に比べて、感度が高く、低い線量域でもVIPET線量計に比べて低い線量不確かさで測定が可能になります。ご要望の線量域に合わせて感度も調整可能です。

  • ・最初に、各人の要望を聞きます。具体的にはゲル線量計の量や各人が用意済みのゲル線量計の封入容器などを含めた相談をします。また、MR撮影はオプションでありますので、必要かどうかもお聞きします。

  • ・相談が終わると、具体的な作業になります。流れとしては、相談、ゲル線量計の封入容器の送付、ゲル作成、容器への封入、郵送、照射、郵送、MR撮影となります。

  • ・1回目は、ゲル作成料金および郵送料に加え、スタートアップ料金(相談料)が必要になります。

  • ・2回目以降は、ゲル作成料金および郵送料のみになります。

  • ・MR撮影が必要な場合は上記に加算されます。

  • ・ゲル線量計の量に応じて料金が変化します。
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    dGELTMをご注文のお客様は、施設登録フォームをご入力後、ご注文フォームへお進みください。
    dGELTM以外のゲル線量計をお申込みのお客様は、support@triangle-products.jpまでご連絡ください。

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